ブルースの由来と演奏する際における約束ごと
ブルースハープを使う醍醐味の一つがブルース音楽を演奏することではないでしょうか?
このページではブルースとはそもそも何か?
そして、それを演奏するにあたるちょっとした約束ごとを簡単ながら解説してみたいと思います。
ブルースの由来
発祥は黒人奴隷解放後(1862年~)のアメリカミシシッピー州デルタ地方から広がった説が有力です。
つまるところ、黒人達の間で広がった民歌的なものがルーツ。
奴隷解放宣言が出されたとしても、黒人達の暮らしは以前として貧しく、また人種差別の対象として不遇の境地に立たされてたことから、そのやり場のない不満や苛立ち、悲しみを音楽にして表現したのだと思います。
なので、決して明るい音楽というわけではないんですね。
詳しくはwikipedia参照。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9
ブルースハープでブルースを演奏する場合の決まり
セカンドポジションで演奏する
ブルースは音階に「ブルーノートスケール」という特殊なスケールを使って演奏するのが基本です。
そして、ブルースハープ(10ホールズハーモニカ)においてブルーノートスケールを演奏するにはセカンドポジションという2番吸音を主音とする奏法をもちいます。
ブルーノート?
セカンドポジション??
と、なんだかややこしい言葉が出てきました。
特に複雑に考えず、ブルーノートは物悲しい雰囲気を作ってくれる音、そしてそれを鳴らすにはセカンドポジションが最適..というくらいの認識で良いと思います。
3種類のコードと12小節が基本
ブルースは基本3つのコード(主要和音)で演奏します。
また、コード進行にも決まりがあって12の小節を一単位として順繰りに演奏するのが基本形となります。
・主要和音の構成
①トニック
②サブドミナント
③ドミナントセブンス
主要和音に名付けられた名称をコードに当てはめると、、
トニック・・G
サブドミナント・・C
ドミナントセブンス・・D7
つまるところ、
3つの主要和音をブルーノートスケールで演奏し、かつ12小節を一単位とする演奏スタイルがブルースなのです。
以上、ブルースに関しての簡単な解説はここまで。
聴けばブルースがなんなのかは一発で分かるのに、いざ解説するとなるとこれがなんとも難しい。
はたして人に伝わったのか?とここまで書いておきながら不安だったりもします。
僕自身まだまだ勉強不足。
その辺はCD聴きつつ知見を深めていく必要がありそうです。