特殊チューニングモデルの紹介
ブルースハープ(10ホールズハーモニカ)はメジャースケールでチューニングされたモデルの他にも、特殊なチューニングで構成されたスケールモデルも存在しています。
これらの特殊チューニングされたスケールモデルを使用すること演奏するのが難しい曲などもわりと簡単に吹けるようになったりする利点があります。
マイナースケールチューニングモデル
ハーモニックマイナーと呼ばれる短調スケールで構成されたチューニングモデル。
オーソドックなチューニングとの大きな違いはマイナーチューニングモデルはマイナーコードを吹くことが出来るということです。
主旋メロディそのものは通常チューニングのハーモニカでも鳴らすことは出来ますが、ことマイナーコードだけは鳴らすことできないので、特殊チューニングモデルとしてはわりと普及したモデルでもあります。
TOMBO トンボ 10ホールズハーモニカ メジャーボーイ 1710Am
ナチュラルマイナースケールチューニングモデル
マイナースケールチューニングの亜流。ナチュラルマイナースケールで構成されたチューニングモデルは上記で書いたマイナーチューニングモデルとの違いは3番と7番の吸音が半音低い音階で構成されてます。
特定の曲を演奏する時などに重宝します。
HOHNER ( ホーナー ) Marine Band 1896 Classic 1896/20/X (C Natural Minor/Cnm) / マリンバンドハーモニカ (Cナチュラルマイナー)
カントリーチューニングモデル
通常のチューニングモデルに比べて5番吸音が半音高くなったモデル。2ndポジションで演奏する時、メジャースケールで演奏することが出来るのが特徴です。
主にカントリー音楽でよく使用されてることから、そのままカントリーチューニングと名付けられました。
HOHNER ( ホーナー ) Special 20 Classic 560/20 (B/Country Tuning) / スペシャル20ハーモニカ (Bカントリーチューニング) / 旧タイプ、旧モデル
■7thチューニング
カントリーチューニングは9番吸音はノーマルチューニングのままですが、こちらは9番吸音が半音高くしたのが7thチューニング。
SUZUKI スズキ 10穴ハーモニカ MANJI M-20 D 7th調
ローキーチューニングモデル
通常のメジャースケールモデルのハーモニカより、1オクターブ低くチューニングされたのがローキーチューニングモデルです。
基本的な吹き方はメジャースケールと同じですが、雰囲気を変えて音を出したい場合に使われます。
HOHNER ( ホーナー ) 364/24 Marine Band Harmonica (LOW-D/LD) / マリンバンドハーモニカ (LOW-D)
以上