ブルースハープの持ち方、両手のフォーム
このページでは、ブルースハープ(10ホールズ・ハーモニカ)の持ち方を紹介しています。
といっても、正しい持ち方という概念は曖昧でして、基本はリラックスして構えられるようであればOKです。
プロの人でも個性的な持ち方、構え方をしてる人は少なくないので、これが吹きやすいなと思える持ち方を追求していくのも一つのやり方です。
ブルースハープの基本フォーム
基本は自由。
そうは言っても、適当持ちでイイよ!ではおそらく混乱してしまうと思うので、一番オーソドックスともいえる持ち方を説明しておきます。
右利きの人は左手でブルースハープ(10ホールズ・ハーモニカ)を持ち、左手の親指とひとさし指でハーモニカが落ちないようにします。
残りの指は、ハープの音色を変えるのに使うので基本プラプラさせといてもOK。
右手のお腹をハーモニカの脇にそっと置きます。
あとは親指を除いた4本指をハーモニカ全体を包み込むようにしたらそれで基本形は完成です。
※親指根元はビブラートをかける時などの支点になるのでしっかりとボディに当てておきましょう。
斜めから見た様子。
ハープに隙間が出来ると篭り気味の音色となり、隙間が多いとカラッと明るい音色になります。
どちらが良いかはプレーヤーの好み次第といったところですが、あまり力まずリラックスして持てるくらいの加減がベストだと思います。
正面から見た様子。
まあ、こんな感じになればひとまずOKですね。
■余談
基本ブルースハープは自由な姿勢で演奏していいですが、いわゆる上級プレーヤーに共通してる特徴がいくつかあります。
・肩を張っておらず非常にリラックスしている・両腕両肘ともに自然。
・ハーモニカと口をしっかりと密着させている
・ハーモニカをまっすぐ当てている。
・腹式呼吸を使い躍動感を持ちながら演奏している
YouTubeなどでうまいな~と思った人のフォームを真似してみるのも上達への近道です。
ビブラートをしてみよう
ビブラートは音を震わせるテクニックなのですが、ハーモニカの演奏においてはいくつかのやり方があります。
ここでは手を使ったビブラートをちょっとだけ紹介しておきます。
手を使うビブラートは基本2種類あり、右手の指を使ったビブラートと手首の動きを利用したビブラートが存在しています。
■右手の指を使ったビブラート
・・親指を支点、残った指をパタパタと動かす。この際、うまく音を震わせるポイントは指ではなく手のひらをパタパタさせる感じで動かすことです。
■手首を使ったビブラート
・・右手の親指を支点として手首を左右に小刻みに動かします。指を使ったビブラートよりも震えは大人しくなりますが、その分繊細なニュアンスを加えることが可能となります。
ビブラートは手を使う以外にもかけ方があります。
ブルースハープの演奏においてどのビブラートを使うかは自由ですが、どれか一つのみを使用するのではなく、多数の方法を織り交ぜながらプレイすることが多いです。
演奏に個性を加える方法の一つそれがビブラートなのです。
以上